それでは、「カンタン東洋医学」2回目を初めて行きたいと思います。
本日は、「紅い舌」紅舌(こうぜつ)を見ていきましょう。
ラインナップはコチラ↓↓↓
カンタン東洋医学について
当ブログは、なんだか難しくてとっつきにくい東洋医学を、鍼灸師のカワタシロが日常生活で活かせるようにカンタンに説明していくコーナーです。
かなりざっくりした説明になっている箇所もありますが、外してはいけない重要センテンスは必ず含めるようにしているので、このブログを一読していただければ、あなたも東洋医学マスターになれますよ!
それでは、let’s go!!
正常の舌
異常な状態(病的な状態)を知るには、まずは正常時の舌を知らなければなりません。
正常舌については、コチラのブログで説明しているので、ご一読ください。↓↓↓
カンタン東洋医学 第一回(舌診①) これから少しずつ、難しくてとっつきにくい東洋医学を、日常生活でも応用できるように、簡単に解説していこうと思います。 第一回の今回は、舌を見て体の状態を知る、「舌診」です。 舌診とは?[…]
一応カンタンに説明しますと、
①と②の様な、薄いピンク色の下が、「正常舌」といわれる、健康な状態の舌です。
熱症・陰虚を表す「紅舌」
それでは、紅舌とはどのような舌でしょうか?
可愛いイラストで見てみましょう♪
コチラが紅舌となります。
つまり、舌全体が赤くなり、本来舌の表面を覆っている白い苔が見られなくなった状態です。
紅舌は、
・体内の気血の巡りが過剰になった状態(熱症)
もしくは
・心身の疲労が強く、肉体が弱っているのに神経が過敏になっている状態(陰虚)
を表しています。
この二つをカンタンに区別する方法は、
・運動後や、夏場の暑い環境下にいた場合は(熱症)
・それ以外の場合は(陰虚)
と考えて良いでしょう。
女性の更年期に見られるのは、
・舌全体的には白っぽいのに、舌先だけが紅くなっている状態
です。
これを「舌先紅(ぜっせんこう)」といい、かなり神経が苛立っている状態を表しています。
紅舌の時の対処法
「熱症」の時は、体温が上昇している時が多いので、しっかりと水分補給をして、体を少し冷やしてあげましょう。
問題は、「陰虚」時です。
陰虚とはかなりカンタンにいうと、神経が昂ってイライラしている状態 です。
「神経のイライラなんてどうしたらいいの?」
とお思いでしょう。
こういう時こそ、鍼灸治療の本領が発揮される時なのです。
鍼灸治療は、この様な神経へのアプローチを非常に得意としています。
神経の伝達を昔の人は「気」と表現していたのだ、という先生もおられるくらいです。
つまり、鍼施術を行うことで、昂った神経を落ち着かせることが可能です。
男女を問わない更年期のイライラや落ち込み等は、鍼治療を施すことで、かなり改善されることもわかっています。
また、この紅舌の方の特徴として「冷えのぼせ」の方が多いのではないでしょうか?
体は寒いのに、着込んだり温めるとのぼせて気持ち悪くなる、というものです。
この様な方は、鍼治療に来ていただくか、それが難しい場合は、しっかりと水分補給をすると共に足首にホットタオルを巻く等して対応してみてください。
漢方等はコチラのサイトに詳しく載っていますので、ご参照ください。
↓↓↓
いかがでしょうか?
カンタン東洋医学第2回目は、
体が熱くなりすぎる(熱症)と、神経が亢進して熱をもつ(陰虚)による「紅舌」のお話でした。
この様な症状でお困りの方がおられれば、ぜひ一度当院にお越しくださいませ。
ご予約お待ちしております。
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