【症例紹介#15】腰痛と勘違いしやすい「背中」の痛み

【患者】
40代女性

【主訴】
数ヶ月前から腰が痛い。
整骨院で「骨盤が歪んでいる」とのことで週3回通院を言われ、数ヶ月通っていたが一向に良くならなかった。

【触診による推察】
腰痛を訴えていたが、触診の結果、患部は腰よりもやや上、肩甲骨と腰の中間部あたりだと判断した。
患部は下記イラスト赤丸部参照。

当該部位はよく「腰とも背中とも言えない、微妙なところ」と表現されるが、疲労が強くなるとよく違和感を発する部位でもある。

【施術方法】
当該部位に関しては、背骨に沿ってしっかりと指で押圧していく。
背骨と脊柱起立筋の間に指を差し込み、鳩尾方向へ向かってゆっくりと押し込んでいくことに
よって、体の芯に響くような気持ちよさを得ることができる。

指で筋肉を弛緩させた後は、脊柱起立筋に沿って鍼を挿鍼していく。
この際、鍼の深度は浅い方が良い。
1センチ未満の刺入が好ましいと臨床上の経験から感じる。

当該部位だけでなく、腰全体に関しても、鍼の深度は浅い方が著効が得られるように感じる。
背部は筋肉が複雑に交錯しているので、深く指すことによって不要な痛みや折鍼リスクもある。

表層筋を鍼で弛緩させるだけで、深部にまで効果は波及していく。

【施術後】
数ヶ月悩んでいた痛みから解放されたと、大変喜んでいた。
また、通院頻度について質問されたが

「今回不調を感じた部位は、疲労の蓄積のバロメーターとなる部位だから、同部位に不調を感じたら疲れすぎの合図だと思ったらいい。
その都度来てくれるといいと思う。概ね一ヶ月に一度を参考にして欲しい。」

と伝えておいた。

【養生法】
上のイラスト赤丸部位にお灸をすると、程よく体が弛緩するのを感じることができる。
疲労度が強いと熱感を感じにくいので、その場合は、2回3回と重ねて施灸してもよいが、やけどには注意すること。

奈良学園前
スクナビコナ鍼灸院
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