日常で使えるカンタン東洋医学【第一回 虚と実】

東洋医学とは?

鍼灸とは、東洋医学の思想を取り入れた治療法ですが、その東洋医学はとても抽象的で分かりづらいという欠点があります。

しかし、東洋医学は大昔にできたとは思えないほど、人間の体の仕組みについて説明してくれています。

そこで、東洋医学の考えを噛み砕き、日常生活に役立てられるように、簡単に解説してみようと思います。

第一回目は「虚」と「実」

第一回目は、「虚と実」です。
読み方は「きょ」と「じつ」です。

「虚」とは、エネルギーが「足りない」「不足している」状態を意味します。

「実」は反対にエネルギー「満ち過ぎている」「余っている」状態です。

なんとなく、「虚」の方が悪いイメージですが、「実」もエネルギー過剰状態で体には負担となります。

では、「虚」と「実」で体にどのような不調が出るか、具体的に説明して行きます。

「虚」の具体的症状

【「虚」の症状】
・冷える
・疲れやすい
・精神的に落ち込む
・運動していないのに汗が止まらない

「実」の具体的症状

【「実」の症状】
・イライラする
・めまいがする
・冷たい飲み物、食べ物を好む
・赤ら顔

といった症状が現れます。

 

「虚」と「実」をもう少し掘り下げてみる

「虚」の症状はイメージしやすいかと思います。
エネルギーが不足しているので、体温を作り出せずに「冷える」「疲れる」といった症状が出てきます。

そして、体が「疲れる」と、心も弱り「弱気になって落ち込む」といった症状へと進んでしまいます。

そして、人間のエネルギー(気)は、体内から汗や血液が漏れ出ないようにしっかりと皮膚や血管を維持して体内に留める働きを持っています。
体が「虚」に傾くことによって、この作用が弱まり、「動いていないのに汗をかく」「体が湿っている」といった症状が出てきます。

続いて「実」の症状です。
これは、言い換えれば、「交感神経が亢進している状態」とも言えます。
ストレス過多でイライラして頭痛がする、めまいがするといった症状です。

しかし、イライラした状態が続くと、だんだんと気分が落ち込んできませんか?
なんとなくもう何もしたくない、とか。
これって、「虚」の症状だと思いませんか?

これは「陰陽消長(いんようしょうちょう)」という作用で、またの機会に説明させていただきますが、簡単にいうと
「虚」と「実」は表裏の関係で、どちらかに傾くと反対の性質に変化してしまうのです。

次回は「虚」と「実」
の時の対処法です!

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