警察官を退職してやく三ヶ月が経過しました。
ここで、少し近況報告をしたいと思います。
警察官を退職
詳しくはコチラ
今回は、私が警察を辞めて鍼灸の道へ進むことにした経緯についてお話しします。 Twitterで、私の事を応援してくださる方もおられ、とても嬉しく、勇気をもらっています。 しかし、私は決して前だけを向いて決断した[…]
色々あって警察官を退職しました。
警察官時代は年収900万円弱あった収入が、一気にゼロになりました。
公務員は雇用保険に入っていませんので、失業給付や就業支援などを受けられません。
わずかばかりの退職金と、これまでの貯金、マンションを売った時の偶然の利益でやりくりしていかなければなりません。
リラクゼーションサロンに就職
本当は、4月に学校が始まってから、学校が紹介してくれる病院や接骨院でアルバイトをしようと考えていました。
しかし、退職後の持て余した時間を何かに有効活用したいという気持ちと、4月まで何もせずに過ごす方が辛かったので、仕事を探す事にしました。
行きつけのマッサージ屋に言った時、その時担当してくれたセラピストさんに、
「警察やめたんですよ。4月から鍼灸師の学校に行くんです」
と話したところ、その方が
「それやったらウチで働いたら!?月に2回、柔道整復師の先生が勉強会と研修してくれるから、勉強になるよ!」
と誘ってくれたのです。
これは好機だと思い、さっそく応募、採用してもらいました。
報酬は、研修後は完全歩合ですが、平均して毎月20万円以上は稼げるとのことでした。
妻のパートと私のアルバイト代で生活していくことを想定していたので、これだけの稼ぎが実現できれば、かなり生活は安定します。
今はまだ研修中で時給ですが、もうしばらくすると歩合へ移行します。
不安ではありますが、楽しみでもあります。
研修開始
鍼灸接骨院の先生が体の構造から筋肉の働き等を研修してくれて、マッサージの技術研修をしてくれました。
これまで知らなかったのですが、
マッサージ師を名乗ろうと思えば、国家資格の「按摩、マッサージ、指圧師」の資格が必要である、と知りました。
その資格を有していない私は、セラピスト、と名乗る事になります。
指圧の技術もなかなかに難しく、ただ単に指で押し込むだけでは、刺さるような痛みを与えてしまいます。
しかし、体を使って体重を指に乗せるように押すと、体の内側に圧がかかり、気持ちがいいのです。
指圧、手根圧、揉捏、叩打、等々色々な手技と呼ばれる技術を教えてもらいました。
一通り技術を学べば、あとは実践あるのみ!
お金をもらって施術です。
初めてのお客さん
新人スタッフの施術という事で、通常料金よりも格安で提供しています。
お客さんも私が新人だとわかっているので、温かい目でみてくれます。
しかし、お金をもらっている以上、持てる技術を全て投入しました。
滝のような汗をかきました。
新人として現場に出て、緊張と共に仕事をする。
16年前、警察官時代に味わった記憶を少し思い出しました。
一時間の施術時間はあっという間でした。
お客さんには「体が楽になったよ、ありがとう」
と言ってもらいましたが、自分の中でたくさんの課題が見つかり、複雑な気分になりました。
と同時に、この歳でこんな気分になれる事に嬉しく思いました。
日々の生活は?
現在の生活は、妻のパート代とこれまでの貯金を取り崩して生活していますが、来月からは私の給料も入ってくるので、貯金を崩す必要はなくなりそうです。
家計は妻に任せていますが、妻の見立てでは
「意外とイケる。無駄遣いしなかったら、余裕で生活していける」
とのことでした。
生活レベルですが、分譲マンションは売却し、今は賃貸マンションに住んでいます。
しかし、それ以外、環境はあまり変化していません。
生活レベルも変わっていない気がします。
引越し時に見直した無駄な固定費を削減したのも大きかったような気がします。
学校が始まってからアルバイトを斡旋してもらおうと計画していると、今回のコロナ騒動で働き口がなく、収入はなくなっていたかもしれません。ラッキーでした。
今のところ、生きていけています。
今、警察官や公務員の方で、この記事を読んでいただけているとすれば、
「結構大丈夫ですよ」
とだけ伝えたいです。
公務員は潰しが効かない、なんて言われますが、やる気があれば案外なんとかなります。
もちろん現職時代のようなお金はすぐには得られないでしょう。
しかし、それ以上の精神的満足感を得られます。
とにかく、警察官を退職して約三ヶ月、私はまだ生きています。