感染病はその危険度等々を考慮して、感染症法に基づいて数種類に分類わけされています。
中には聞いたことのある感染症もあるのではないでしょうか?
それではいってみましょう!
1類感染症
種類(7種)
・ エボラ出血熱
・ クリミア・コンゴ熱
・ 痘そう(天然痘)
・ 南米出血熱
・ ペスト
・ マールブルグ病
・ ラッサ熱
※ 感染力、罹患した場合の重篤性などに基づく総合的な観点からみた危険性の極めて高い感染症です。
対応・措置について
原則入院となります。
消毒などの対物措置(例外的に、建物への措置、通行制限などの措置も適用対象となる)ようです。
見るからにおそろしそうな病気ばかり
どの感染症もヤバそうな雰囲気がプンプンしますね。
何個か聞いたことのない病気も含まれていますが。
・マールブルグ病
ウイルス性出血熱の一種。ドイツのマールブルグで発生したことからこの名称がついたようです。
アフリカからアフリカミドリザルを輸入した際に発生が確認されたそうです。
これも出血熱です。
・ラッサ熱
西アフリカ一帯にみられる急性ウイルス感染症であり、いわゆるウイルス性出血熱4疾患の一つ。
“ラッサ”とは1969年に最初の 患者が発生した村の名に由来するそうです。
・痘そう(天然痘)
古くから人類を苦しめてきた感染症の一つ、古代エジプトにも天然痘に罹患した患者を描いたと思われる記録もあるそうです。
致死率が高く、運よく生き延びても顔や体に大きな痘痕(あばた)を残すことからとても恐れられた病気です。
しかし、天然痘は1980年5月、WHO(世界保健機関)により根絶宣言がだされるまでに至りました。現在ではアメリカ、ロシアの一部の研究機関のみで、サンプルとして保存されているだけとなりました。
2類感染症
種類(7種類)
・急性灰白髄炎
・結核
・ジフテリア
・重症急性呼吸器症候群(SAR S)
・鳥インフルエンザ(H5N1)
・鳥インフルエンザ(H7N9)
・中等呼吸器症候群(M E R S)
※ 感染力、罹患した場合の重篤性などに基づく総合的な観点からみた危険性が高い感染症です。
対応・措置について
・状況に応じて入院
・消毒などの対物措置
聴き馴染みはあるけど、意外と重い病気たち
・急性灰白髄炎
ポリオとも呼ばれます。
かつては「小児マヒ」とも呼ばれていたようです。
感染後症状がなくても糞便中に数週間にわたりウイルスが排泄され、新たな感染源となります。
・ジフテリア
ジフテリア菌という細菌の感染により発症する感染症。
毒素を作らないジフテリア菌もおり、それらは喉等での常在菌として存在しているようです。
3類感染症
種類(5種類)
・コレラ
・細菌性赤痢
・腸管出血性大腸菌感染症
・腸チフス
・パラチフス
※感染力、罹患した場合の重篤性などに基づく総合的な観点からみた危険性は高くないが、特定の職業への就業によって感染症の集団発生を起こしうる感染症。
対応、措置について
・特定職種への就業制限
・消毒などの対物措置
ここまで来ると、あまり聴き馴染みがなくなります
・コレラ
コレラ菌を病原体とする経口感染症の一つ。
治療しなければ患者は数時間のうちに死亡する場合もある。 予防には、衛生改善と清潔な水が必須のようです。
・細菌性赤痢
赤痢菌という細菌を病原体とする腸管感染症。
赤痢菌がついた食べ物や飲み物を口にすることで起こるようです。
衛生環境の劣悪な場所で発生します。
・腸管出血性大腸菌感染症
腸管出血性大腸菌とは、ベロ毒素 、または志賀毒素 と呼ばれている毒素を産生することで病原性を持った大腸菌である「病原性大腸菌」の一種です。
・チフス
細菌の一種であるサルモネラ属のチフス菌、またはパラチフスA菌によって引き起こされる感染症。
チフス菌の感染で起こるものを「腸チフス」、パラチフスA菌の感染で起こるものを「パラチフス」と呼ぶようです。
発展途上国での感染が認められ、人間のみに感染する特徴があります。
感染症の種類は5類まである
どうだったでしょうか?以上が主な感染症となります。
感染症の分類は5種類までなされており、たくさんあります。
現在流行しているコロナウィルスは「指定感染症」という、上記とは違う分類に分けられています。
おわりに
学校の衛生学のテスト範囲だったので、感染症について勉強しました。
なかなか面白かったです。
「そもそもこの病気ってどんなんだ?」みたいなものもたくさんありました。
また勉強で新しいことを知ったら、ここに書いて行こうかなと思っています。
ではでは、今日はこのへんで!!