「トリガーポイント」という言葉をお聞きになったことはございますでしょうか？
「トリガーポイント」とは、簡単に説明すると
・痛みや不快感を発生させる引き金となっている場所
のことです。
例えば、
「ずっと頭が痛いが、薬を飲んでもあまり顕著な効果が見られない」
こんなことありませんか？
頭痛には様々な原因がありますが、その一つに
「頭半棘筋（トウハンキョクキン）」
という頭から背骨にかけて走行している筋肉が原因となっていることがあります。
この筋肉は、首筋の後ろあたりを走行する筋肉ですが、やや首の深いところに存在しているため、体表から触れることは困難です。
しかし、この筋肉が固く緊張する（＝凝り）と頭痛として感じるのです。
「トリガーポイント療法」では、この体表から深い部分にある筋肉に対して、数段階の工程を経て直接アプローチしていきます。
例えば
１、皮膚面に指腹を当てて軽くゆすり、皮膚の余計な弛みを避ける
２、体表近くにある筋肉を触知しつつ、ゆっくりと指を押し込み、指腹でその筋肉をよけていく
３、深部にあるトリガーポイントとなっている筋肉に触れると、必要最低限の加圧をして、緊張を解く
と、このような工程を行います。
鍼を使う場合も同じです。
押圧する指の代わりに、鍼を使って筋肉に刺激を入れていきます。
このトリガーポイント療法の最大の特徴はなんといっても、
「気持ち良い」
につきます。
このトリガーポイントに刺激が入ると、身体の奥深くにズーンと響くような、身体が痺れるような気持ちよさが得られます。
マッサージをしてもらった時に時々ある「あ！そこそこ！」という気持ちよさがずっと続く感じです。
これら「トリガーポイント」は筋肉が硬直し、神経が過敏になっている（感作している）ことが原因と言われています。
例えるなら、
・肝試しで緊張して体がガチガチになっている状態
です。
そしてトリガーポイント療法は
・肝試しでガチガチになっている人を後ろから驚かして、腰が抜けた状態を作り出す
といえばわかりやすいでしょうか？
つまり、突然の「脱緊張状態」を作り出す技術といえます。
トリガーポイント療法は、
「決して痛みを伴ったり、無理やり体を押すようなものではない」
ということを、ぜひ知っていただきたいのです。
本当のトリガーポイントは、これまで感じたことのない心地よさと、脱緊張状態をもたらしてくれる最上のリラックス技術なのです。
頭痛に限らず、
・疲労、倦怠感
・めまい
・不眠
・手足がむずむずして気持ち悪い
・夜になると手足が火照って気持ち悪い
等々、どうして良いかわからない症状でお悩みの方は、是非一度当院のトリガーポイント療法をお試しくださいませ。
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