本日は、鍼灸治療が自律神経の不調に効果を発揮する理由について、本当に簡単いご説明したいと思います。
神経が肉体に作用する仕組み
例えば、職場環境や家庭内のトラブル等のストレスにより、あなたは思い悩みます。
すると、腎臓の上に被さっている副腎皮質と言われる部位から、コルチゾルというホルモンが分泌されます。
このコルチゾルが、ストレスホルモンと言われるものです。
このコルチゾルが分泌されると
・血圧上昇
・抗炎症
・糖新生・・体のタンパク質を分解してアミノ酸にし、肝臓で糖分に作り替える作用のこと
・脂肪分解
が体の中で行われます。
つまり、交感神経の興奮が起こっているのです。
ここで注目すべきは、「血圧上昇」です。
ストレスホルモンによって血圧が上昇するということは、血圧を上げるために血管が細くなっているのです。
ホースを潰すと水が勢いよく出るところを想像していただくと良いかと思います。
この状態が長く続くと、身体中の血流が次第に悪くなってきます。
血管が細くなっているからです。
結果、血流の低下により
・冷え
・疲労感の増大
・憂うつ感
・イライラ
等が発生します。
つまり、「ホルモン分泌の影響が肉体に影響している」状態となるワケです。
この状態の肉体を我々鍼灸師は処置しているのです。
肉体への刺激が神経に作用する仕組み
さて、ここからが本題です。
肉体への刺激がなぜ神経に作用するのかについて簡単に解説します。
ストレスホルモンの影響により、交感神経が興奮し、肉体に良くない影響が出てしまっています。
そこに鍼灸やマッサージを用いて、肉体に強制的に
「気持ち良い」
と感じさせるのです。
するとどうなるか?
その信号は脳へと伝わって交感神経の興奮がおさまり、リラックスを司どる副交感神経へと切り替わります。
すると脳は副腎皮質へと
「ストレス状態は回避された。コルチゾルの分泌を止めよ」
と信号が発せられるのです。
これが、鍼灸やマッサージが神経へと作用させている仕組みです。
簡単だったでしょ?
ここで大切なのは、
「気持ち良い」
と感じる刺激であること、です。
痛みを感じさせては、事態を悪化させてしまうのは想像できると思います。
「治療のためには痛みに耐えないといけない」
と思っておられる方もおられますが、こと自律神経治療に関しては、痛みは御法度です。
スクナビコナ鍼灸院奈良学園前のトリガーポイント鍼灸手技療法は、痛みなく気持ちよさを追求した施術ですので、ぜひ一度受けていただきたいですね!
それでは!
当院のご案内
医院名 | スクナビコナ鍼灸院 奈良学園前 |
所在地 | 〒631-0022 奈良市鶴舞西町20201207−22FUN2階 |
TELL | 070-8404-5297 |
受付時間 | 10:00〜23:00 |
休診日 | 不定休 |
診療項目 | はり/灸/整体/小児はり |
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