症例紹介
主訴:肩凝り・頭痛・不眠・倦怠感
所見:伏目がちだが、目つきが鋭い。口調は穏やかだが、うんざりした様子。
舌所見:全体的に紅く苔が少ない。舌尖が著しく紅い。
脈所見:キンキンとした鋭く強いリズム
東洋医学的診断:肝鬱気滞、肝火上炎
主訴の内容
内容:反抗期の子供がいうことを聞かず、イライラしてしまう。
子供に自分の人格を否定されるような言辞を投げかけられて、受け止めることができない。
それ以来肩凝りがひどくなり、近くの接骨院に行ったところ、肩に電気を当ててもらったが、より頭痛がひどくなりそのままの足で当院に来院した。
内容からの考察
考察:イライラすることにより、脳はこの環境に打ち勝とうとして、抗ストレスホルモン(アドレナリン・ノルアドレナリン)を分泌させる。
結果、血圧上昇・脈拍促進・瞳孔散大・神経過敏・新陳代謝促進という症状が現れていると推察される。
この時期にストレスに慣れてしまうと、体は異常を感じなくなってしまう。
肝火上炎の状態のある者に、通電治療はオススメしない。
肝火上炎は虚実で表すと【「実」=気がみなぎっている状態】であるため、通電のような虚症を改善する療法を用いると症状を悪化させてしまう。
東洋医学的考察
東洋医学的考察:イライラすることにより、体に熱がこもって気が上昇し、体の上部に溜まってしまう。
結果頭部付近に詰まったような感覚(頭痛・イライラ促進・肩凝り)の症状が現れる。
その状態からさらにストレスを浴びることによって、鬱滞した気が暴発して火が燃え上がるように感情の抑制が効かなくなる。
考察に基づく処置
東洋医学的処置:頭部付近に気が鬱滞していることから、まずは溜まった気を疎通させるため、首や肩の筋肉を解きほぐしていく。
この時、ストレスとならないよう、痛みを与える強度は厳禁で、「気持ち良い」感覚を与えて過敏になった神経を緩めていく。
その後、頭頂部「百会」に刺鍼し、その前後左右に4本刺鍼する。これは頭頂部に刺激を入れることで、余計な気を抜く作用を期待して行う。
さらに、肩甲骨間に不要な筋の緊張があることから、左右の「コウコウ穴」に沿ってしっかりと緊張を解くようにマッサージしていく。
この時点で患者は寝息を立てて眠っている。
最後に心苦しいが起きてもらい、仰向けになり左右の「太衝」穴に刺鍼して終了した。
これは怒りの感情を司る肝経絡の重要なツボであり、上に上がった気を下へ下ろす作用がある。
その後
結果:現在も月に一度くらいの頻度で通っているが、「イライラしても感情をコントロールできる。
夜の眠りもしっかりと取れている」とのことである。
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