紫舌(しぜつ)とは?東洋医学から見る原因と改善法
舌が紫っぽくなっていませんか?
鏡で舌を見たときに、「舌全体が紫色に見える」「舌の先や縁が暗紫色になっている」「舌の裏の血管が膨らんでいる」 ということはありませんか?
東洋医学では、この状態を 「紫舌(しぜつ)」 と呼び、血の巡りが滞る「瘀血(おけつ)」が原因で起こると考えます。
本記事では、紫舌の特徴や原因、そして 改善方法 まで詳しく解説していきます。
紫舌とは?特徴と見分け方
紫舌の特徴

✅ 舌の裏側の血管が膨らみ、怒張している
✅ 舌の先や縁が特に暗紫色になることがある
✅ 舌の表面に紫色の斑点があることも
✅ 冷えやしびれ、痛みを伴うことがある
📌 ポイント: 紫舌は 「血の巡りが悪く、滞りが生じている」 ことを示す。
特に ストレス、冷え、運動不足、血流の悪化 が関係することが多い。
紫舌があるとどんな不調が?
紫舌の人は、体の血流が悪く、瘀血(おけつ)が体内に溜まっている状態 です。
こんな症状があるかも…
✅ 手足の冷えが強い
✅ 肩こり・頭痛が頻繁に起こる
✅ 生理痛や生理不順がある(女性)
✅ 肌がくすみやすく、シミやクマができやすい
✅ 関節痛やしびれが出やすい
✅ 唇や爪の色が暗くなりやすい
📌 ポイント: 「血の巡りが悪い」「冷えが強い」「ストレスが多い」 などが紫舌の原因になりやすい!
紫舌の主な原因(東洋医学的視点)
✅ ① 瘀血(血流の滞り)
- 長時間の同じ姿勢や運動不足 により、血流が悪くなる
- ストレスや緊張が続くと、血の巡りが滞りやすい
- 血流が悪くなると、冷え・痛み・むくみの原因に
✅ ② 寒邪(体の冷え)
- 冷たい飲食や薄着が続くと、血管が収縮し血流が滞る
- 冷え性の人に多く見られ、特に冬に悪化しやすい
- 冷えによる関節痛やしびれも併発しやすい
✅ ③ 気滞(ストレスによる巡りの悪化)
- 精神的なストレスが強いと、気の巡りが悪くなり、血の滞りを引き起こす
- イライラや落ち込みが続くと、血流も悪化しやすい
- 特に舌の側面や舌の裏の血管が怒張しやすい
📌 ポイント: 「血流の滞り」「冷え」「ストレス」などが紫舌の原因になりやすい!
東洋医学的な改善法
鍼灸治療(活血・温陽・理気)
🔹 瘀血タイプ(血流が悪い)
- 血海(SP10):血の巡りを改善し、瘀血を解消
- 三陰交(SP6):ホルモンバランスを整え、血流を促進
- 太衝(LR3):ストレスを緩和し、気血の巡りを良くする
🔹 寒邪タイプ(冷えによる血流低下)
- 命門(GV4):腎の陽気を補い、体を温める
- 関元(CV4):体を温め、血行を促進
- 足三里(ST36):全身の血流を改善し、冷えを防ぐ
🔹 気滞タイプ(ストレスによる巡りの悪化)
- 合谷(LI4):気の巡りを整え、血流を改善
- 内関(PC6):精神を落ち着け、ストレスを和らげる
- 百会(GV20):自律神経を整え、気の流れをスムーズにする
セルフケア方法(食事・ツボ・生活習慣)
食事療法(活血・温陽・理気)
✅ 血流を良くする食材(活血)
- 黒豆、紅花、クコの実
- 玉ねぎ、にんにく、生姜
✅ 体を温める食材(温陽)
- 羊肉、シナモン、えび
- くるみ、ナツメ、黒ごま
✅ ストレスを和らげる食材(理気)
- 陳皮(みかんの皮)、ハーブ類
- 黒酢、レモン、香味野菜
⚠️ 避けたい食べ物
- 冷たい飲み物・生野菜(体を冷やし、血流を悪化させる)
- 揚げ物・脂っこいもの(血液をドロドロにし、巡りを悪くする)
- カフェイン・アルコールの過剰摂取(血行を乱す)
まとめ
✅ 紫舌は「瘀血・冷え・ストレス」が原因で起こることが多い
✅ 冷え性・生理痛・肩こり・頭痛などの症状が関係する
✅ 治療では「活血・温陽・理気」を中心に行う
✅ 食事や生活習慣を改善し、血流を良くすることが大切
紫舌の人は 「血の巡りを良くし、体を温める」 ことがポイント! 日常のケアで 健康的な舌と体を目指しましょう! 😊✨
当院のご案内
医院名 | スクナビコナ鍼灸院 奈良学園前 |
所在地 | 〒631-0022 奈良市鶴舞西町20201207−22FUN2階 |
TELL | 070-8404-5297 |
受付時間 | 10:00〜23:00 |
休診日 | 不定休 |
診療項目 | はり/灸/整体/小児はり |
駐車場 | 有り(1台)![]() |
アクセス | 近鉄学園前駅から徒歩10分 |
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