満月の日は事件が多い?
警察官をしていた時のハナシです。
当直をしていると、
「なんか今日はケンカとか酔っ払いの保護が多いなぁ」
と思っていると、満月の夜だった。
ということがよくあります。
科学的な根拠は何もないのですが、
警察官を20年近くしてきた経験上ほぼ間違いないと言える確度で、
満月の日は事件が増えます。
それも、
・酩酊状態になって強制保護
・ケンカ
・痴漢
・強制わいせつetc…
というラインナップです。
何か気づきませんか?
これ、全部人間の本能に根差した行動の行き過ぎ行為なんです。
・酩酊状態になって強制保護→怠惰
・ケンカ→暴力衝動
・痴漢→性欲
・強制わいせつ→性欲
という感じです。
しかも、大抵行為者は男性です。
満月の力が男を狂わせる?
昔の言葉で、「男はオオカミ」なんて言われますが、
昔の人はなんとなく経験則で知っていたのかもしれませんね。
居酒屋で酒に酔って酩酊状態となり、大暴れした挙句に強制保護した人がいて、
家族に身柄の引き取りに来てもらい、事情を説明すると
「普段は本当に大人しくて、こんなことは初めてです」
ということもよくあります。
満月は、人が普段押さえつけている欲望の理性を緩めてしまうことがあるのかもしれません。
最大の防犯は危険に近づかないこと
お年頃のお子様をお持ちの親御さんは、「月齢表」
をたまに見ておくといいかもしれません。
「月齢表」は月の満ち欠けを表したもので、スマホで簡単に知ることができます。
お子さんが満月の日に飲み会がある場合なんかは、
「一次会で帰っておいでや」
と一言声をかけてあげてもいいかもしれません。
護身術や防犯グッズもたくさんありますが、最大の防犯は
「危険な場所に近づかない」
これに尽きます。
繁華街や人通りの少ない場所等です。
仕事や付き合いで仕方がない場合は別として、普段一人の時は近づかないようにするのが良いと思います。
覚えておきたい防犯術
自分の身を守る防犯は何も難しいことをする必要はありません。
2、人通りの少ない道を歩く時は、イヤホンはしない
3、夜道の歩きスマホは絶対ダメ
4、時々後ろを振り返る
5、自宅玄関に着いた時が一番危険
1、夜道を歩くときは明るく人通りの多い道を選ぶ
1はもうそのままです。
少し遠回りでも、明るく人通りのある道を選んで欲しいです。
2、人通りの少ない道を歩く時は、イヤホンはしない
これは、イヤホンをしていると不審者や不審な車・バイクが近づいて来る音が聞こえないからです。
不意を突かれると人間は体が硬直し、思考停止してしまいます。
また意識の外からの攻撃は大怪我の元にもなってしまいますので、退屈なのはわかりますが我慢したいところです。
3、夜道の歩きスマホは絶対ダメ
これは本当に危険なので、やめて欲しい行為です。
夜道に明るいスマホの画面を見るということは、画面以外の景色が全く見えなくなるので、目隠しをしながら歩いているのと同じことです。
明るい画面から暗い夜道に目を移しても、暗順応するまでかなり時間がかかり危険です。
4、時々後ろを振り返る
これは本当に効果的です。
ジロジロ見回す必要はないので、たまにチラッと振り返るだけでも全然違います。
大抵の被疑者は、犯行する前に対象者を物色ししばらく尾行しています。
被疑者は、尾行中に対象にしている相手が時々振り返ったりすると
「顔を見られたと思ったので、対象者を変えた」
という供述をしています。
5、自宅玄関に着いた時が一番危険
これは先ほどの項目の続きになりますが、被疑者は対象者を見つけるとしばらく尾行します。
自宅に着くと気が緩むのか、警戒心が一気に抜けてしまいそこを狙われます。
性犯罪の場合、自宅玄関のドアを開けた瞬間に家に押し込んで犯行に及びます。
ですから、自宅に着く前くらいに振り返り行為を増やし、
「警戒しているぞ」
という意思表示をすることが大切です。
おわりに
どうだったでしょうか?
警察官時代の経験を基にいつもの鍼灸関係とは違った内容にしてみました。
また何か思い出したら記事にしてみますね!
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