上司立ち会いの下でたくさんの書類にサインをしていきました。
所長に睨まれた私に対する直属の上司の対応は、まるで腫れ物にでも触るような感じでした。
さて晴れて春まで無職となったわけですが、
私のブログを読んでくださっている方の中には、私と同じような年代で
転職したいけど、その後どうなるのか不
安だ
という方が多いのではないでしょうか。
私は仕事を余裕を持って辞められるだけの貯金があったわけではありません。
計画的に退職したわけでもありません。
しかし、辞めようと決断してから手続きを終えるまでは、二ヶ月足らずで行動を終了させました。
私の場合、他の高名なアフィリエイターさん達のように、行動のその後に成功したという結果をまだ持ってはいませんので、参考にはならないかもしれませんが、同じような境遇にある人に、少しでも参考になればと思います。
私が仕事を辞める際にネックになった部分は
- 収入がなくなる
- 立場がなくなる
- 生きる目的がなくなる
でした。
以上の点をいかにクリアしたかを説明したいと思います。
収入がなくなる
当然仕事を辞めるとお金が入ってこなくなります。
これまで手取り40万ほどだったのが、一気にゼロになってしまいます。
私は辞めると決めると同時に、鍼灸師になろうと決めました。
しかし、学校に通って後は家でのんびり、なんてできるほどの貯金などありませんから、バイトをする必要がありました。
まず私がしたのは、聞き取りです。
現役の鍼灸、柔道整復師さんから、学生時代どうやって生計を立てていたかを聞いてまわりました。
聞き取りの結果、やはり接骨院や、鍼灸院でアルバイトをしながら経験を積み、お金を稼いでいたと言います。
すると、私のような年代で学生になった人も少なくなく、更に上の人もおられました。
これにはかなり勇気づけられました。
私が感じたのは、一人で考えていても答えなどでない。
しかし行動してみると、自ずと求める答えにたどり着くということです。
結果、アルバイト代でおよそ10万円くらいは稼げるとわかりました。
そして、妻のパート代が約12万円。
二人で22万円の金が入ります。
しかし、これまでの生活で贅沢を覚えてしまった私たちの生活を維持していくことは到底できない額です。
そこで次に取った行動が
家を売る
でした。
ローンというものは、本当に精神を呪縛します。
ローンがあるから辞められない
私もそうでした。
しかしマンションを売ってローンを相殺した今は、とても気が楽です。
次が
固定費を削る
です。
光熱費、食費、通信費、保険などなど。
https://reviewzaemon.hatenablog.com/entry/2020/01/27/013750
でも書きましたが、固定費の見直しは支出の大きな見直しになります。
収入が安定して、暮らしが整ってくると、毎月定額出て行くお金を見直すことはほとんどしないと思います。
しかし、一度見直してみると、結構な額を引き絞ることができます。
携帯代金などは、格安SIMに変更するだけで、妻と二人で15000円以上下げることができました。
保険も見直して1万円ほど。
他にも沢山見直せると思っています。
次に
立場がなくなる
つまり、仕事を辞めることで無職となり
カッコがつかない
世間体が悪い
ということです。
これはズバリ、カッコ悪いと思います。
ただ、なにも行動せず、なんの目的もなく働いていないとカッコ悪いですが、目標があって、今はその立場に甘んじているのであれば、アリだと思います。
何より、
世間体が悪くて恥ずかしい
という気持ちをモチベーションに変えることができます。
ただ、周りの無関係の人達は、私のことなどなんとも思っていませんし、見てもいません。
つまり、
自分の心持ちヒトツ
ということです。
世間体が悪いという気持ち自体が
人から評価されたい
という精神的隷属の象徴でもあるのです。
今の時代は自由です。
悪く言えば他人に無関心です。
これを利用しない手はないと思います。
生きる目的がなくなる
これは長く勤めていた人であればあるほど、重大な問題であると思います。
私も一瞬生きる目的を失いかけました。
その時に妻にかけられた
15年がんばったんやから、後はあんたの
好きに生きたらいい
という言葉が、私を踏みとどまらせました。
働いてお金を稼ぐことが生きる目的というのは、本当に立派なことです。私もできればそれで定年まで全うしたかった。
しかし人生とは酷なもので、自分のチカラではどうしようもないことが起こりえます。
その時に自分を支えてくれる人の存在は本当に大切だと、痛感しました。
別に配偶者でなくてもいいと思います。
親、兄弟姉妹、友人、恋人、同僚、先輩、後輩
誰でもいいです。
あなたの側にいてくれて、何があってもあなたの味方になってくれる存在をもっていて欲しいです。
一人ではどうしようもないことも、味方がいればなんでも乗り越えられると感じることができるはずです。
その人の為に頑張るというのも、立派な生きる目的になり得るのです。