症例紹介#25【ランナーによる発痛部位の違い】

2024年奈良マラソンのマッサージスタッフとして参加しましたが、その際にランナーの方が訴える不調部位や身体的な特徴について気づいた点をご紹介していきます。

男女別の発痛部位の特徴

男性ランナーの発痛特徴


前モモ
背中

男性ランナーの発痛部位の特徴として膝・前モモが多く、続いて背中の痛みでした。

これは、男性は筋力が強く、脚力のみを使って走っている人が多いからではないかと推察されます。

前モモの痛みと膝痛はほぼセットです。
モモの筋肉が疲労により収縮することによって、膝関節の上部の腱を引っ張り、痛みを発していることが多いです。

女性ランナーの発痛特徴

股関節
裏モモ
腰から背中
上記の発痛部位から推測すると、女性は下半身全体の筋肉を連動させて走っている
と言えそうです。
男性と比べて筋肉量が少なく筋力も弱いため、「脚」だけの筋肉だけでは42Kmという距離を走るには足りないため、全身の筋肉を全て動員して、走力に変換していると思われます。
この全身の筋肉を動員した走り方がおそらくマラソンフォームとして正しいものと思われます。
女性は筋力が弱いため、自然とこの走法が身についている人が多く、
反対に筋力の強い男性は脚のみを使ってしまっている、という印象を受けました。

10Kmランナーと42Kmランナーの違い

・筋肉が全体的に強く張って硬い
・脚の疲労を訴えることが多い
・筋肉が驚くほど柔らかい
・全身の疲労感を訴えることが多い

10kmランナーに多い特徴

やはりランナーとしてまだ成熟していないのか、全体的に疲労感が強く筋肉が硬い方が多かったです。

また、ふくらはぎや腿など、脚の不調を訴える方が多かったのも印象的です。

42kmという距離を走るには全身の筋肉を連動させて走るのが理想的ですが、脚の筋肉だけで走っているのかもしれません。

42kmランナーに多い特徴

全身の筋肉が驚くほど柔らかかったです。
これは非常に驚きました。
ここまで柔軟な筋肉は初めて触りました。

アスリートの筋肉は柔軟」とは聞いていましたが、ここまでとは思いませんでした。

また、全身の疲労を訴えることが多く、全身の筋肉を連動させて走っていることの現れです。

42kmという途方もない距離を走れる人の体は、やはり特殊なのかもしれません。

意外だったこと

マラソンランナーといえば細身」という印象でしたが、 42kmを完走した人が皆細身ではなかったということです。

率直にいうと、ぽっちゃり体型の人も少なからずいるということです。

フルマラソンを完走するのに、体重が軽いのは武器ではあるが必須ではない、ということを今回初めて知りました。

ほんのちょっとマラソン完走を目指してみようかなと思いました。

 

肩こり・不眠不安の治療は当院にお任せください。
↓↓当院のご予約はコチラからすぐ!↓↓
Web予約する

当院のご案内
スクナビコナ鍼灸院

受付時間 10:00〜22:00
毎週月曜日休診日

MORE

最新情報をチェックしよう!
>不調を感じたらご相談ください

不調を感じたらご相談ください

痛みや疲労感は心身のSOSサインです。無視したり我慢をすると、元に戻すのに大変な労力が必要となります。定期的なメンテナンスで、最適なコンディションを維持しましょう。

CTR IMG